和やかタイム

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【映画記録】人魚の眠る家

 

人魚の眠る家

人魚の眠る家

  • 発売日: 2019/05/22
  • メディア: Prime Video
 

 

 延命治療について改めて考えさせられる作品だった

 

そして

担当したクライエントさんでこの状態の子がいたのを思い出した

 

私は”星野”さんのように母親をサポートして

望みを繋げられるような対応をしていた

 

そして

同じ担当のPTは”川嶋”さんのような視点を持っていたから

私よりも客観的に事実を捉えられていた

 

 

こうやって物語としてみると

 

星野さんの行為は

自己満足のためのものであると感じることが出来て

当時の私の行動を若干反省した

 

PTの先生と相談して

私の対応は”そのままでいい”と言われており

 

目覚める可能性は低くても最善を尽くすことが必要

と思っていたから当たり前の行動であり

”そのままでいい”ということの本当の意味を分かってなかった

 

それどころか

医師の判断していることはとても冷酷に思えたくらい

 

私の当たり前は

誰のための当たり前であったのかと考えると

 

私のためであり

母親のためであり

 

クライエントのためではなかったように今は感じる

 

 

でも同時に思うのは

 

きっと今でも私は同じ対応をするんだろうな

 

ということ

 

 

母となり

さらにクライエントの母親の気持ちが分かった

本当に辛かったんだろうな

やるせなかっただろうな

 

私が今そうなったらきっと同じようなことを願うだろうから

 

 

だからこそ

 

寄り添っていけるような存在として動いていたい

 

でも

 

それだけではダメなことも知っているから

もしかして対応は変わってくるかも

 

正直

全然どんな対応をしていいのか答えが分からないけど

 

出来たら

家族が自分の意思で納得して

前に進んでいけるような関わりをしていけたらいいなと思った

 

”薫子”さんのように

自分でちゃんと納得して結論を出せるように

 

 

 

すごく重たい内容だったけど

最後が前に進んでいく家族の形で良かった