和やかタイム

読書や映画の記録、未来日記や呟きなど、和やかな時間について

子育てと介護は似ている/発想の転換が出来るかが鍵

職場のレポートを書くために久々に真剣に新聞を読みました

ネットで見る記事と違い、いろんなものが網羅されている新聞

新聞の作り手の視点も感じて新型コロナウイルスに関しての物の見方が

ネットとはまた違う切り口で書かれているから面白いなと素直に思いました

 

過剰な攻撃性が掘り起こされた生活

最も気になったのは

自粛生活で人々の精神の幼稚化が起こり、過剰な攻撃性が掘り起こされた

精神科医斎藤環さんの言葉でした

自粛生活は制限があってストレスがかかって色々な問題が引き起こされているとぼんやりしていたものが、輪郭を表した感じで衝撃的な言葉でした

 

攻撃性

 

これがストレスの主な原因になっているんだろうなと深く納得してしまいました

 

子育てと介護は似ていると感じています

新聞では多児妊婦や多児家庭へのオンライン支援などが取り上げられており

特に印象的だったのは

深夜に買い物していたのが、閉店が早まって出来なくなった

 

ワンオペでやりきる自信がない

 

という困難さの訴えでした

 

自分が子育て世代であるため、このような情報は多児家庭に関わらず

子育て世代全ての問題としてネット上でもよく見かけました

 

でも

この訴えは介護をしている家庭でも当てはまるんじゃないか

レポートを書くために新聞を読んでいて感じました

でも不思議なことにわたしが読んだ範囲での新聞記事にはその側面は全くなかったし

ネット上にも見かけなかったんです

 

わたしが目にする介護系のニュースは

高齢者施設で感染が確認されたということが多く

その対策についてはあまりなかった気がします

 

オンライン化が難しい業界なんじゃないかな

感染リスクの高さから、自粛対象になりやすい介護サービス

 

介護する側、介護される側

どちらの年齢を考えると

大変失礼なことではあると思いますが

子どもたちの支援に比べてオンライン化が難しく

オンラインによる支援が中心となった対策では

カバーしきれないことが多かったんだろうなとすごく感じています

 

現場にいなかった分

どれだけ工夫していたのか想像もつきませんが

介護現場の方々にも本当に頭が上がりません

 

発想の転換が出来るのはすごい

トヨタ自動車のコロナ支援は

患者輸送用の車両の提供だけでなく

グループ会社では

医療用のフェイスシールドの提供やマスクの生産も行っており

自分たちの力で何か貢献できないか

という視点のもとで通常業務とは全く違う生産も行っていると

新聞記事に取り上げられていました

 

 

介護業界は

支援を受けたいという立場になるかもしれません

でも

 

だからこそ

その視点だけではなく

他の視点をもつことが必要なのかもしれないなと感じます

 

支援を受ける立場としてではなく

 

介護業界として

 

コロナ支援のために貢献できること

 

を考えていくということ

 

自分の施設をどうにかしよう

という視点ではなく、もっともっと広い視点

 

それをもつことで

介護者と介護される側の新しい生活

が発見できて、施設の新しい運営方法が見えてくるかもしれません

 

残念ながらまだまだ頭が固いわたしには

具体的なアイディアは出てきませんが

自動車製造の方々が、他のアイテムを作りはじめたように

自分たちの能力を使って別のものを生み出すなにかが見つけ出したいものです

 

見つめ直す重要性

そのためにはまず

コロナ渦での変化を受け止めて

そこでの困難であったことや逆によかったことをしっかりと見直して

旧態依然の常識にしがみつかない柔軟性をもって

今後の事業に生かしていけたらいいなと感じました

 

 

一部の情報しか触れてないのは怖い

それにしても

新聞の記事にしても、ネットの記事にしても

視点は色々あるからいろんな情報を手に入れて

自分の中の情報を組み立てる必要がある世の中なんだなと気づきました

偏ってしまうとなんだか怖いな