【読書記録】座右の寓話/便利グッズとうまく付き合う方法を知る
子育ての便利アイテムの導入について
”あまり使いたくない”と私は感じることが多かったのですが
”効率の悪い畑仕事”の話を読んで
その理由が分かりました
感じる心を育てるために不便も便利
便利な道具を使わない理由は情感のため
このお話には畑仕事をする老人と
その老人に対してもっと効率的に仕事をする道具を提案する若者が出てきます
(お話の内容はぜひ本で確認してみてください)
老人は若者が提案した道具を知らないわけではありませんでした
あえて便利な道具を使ってなかったのです
その理由を
仕事が楽になる:便利になる、効率がよくなる
↓
心に余裕が生まれる:ずるい心が生まれる
↓
もっと便利なのものを欲しがる:ずるい心が育つ
↓
心が貧しくなる:感じる心を衰えさせてしまう
と説明していました
手仕事をしていると感じるものが多いけど
道具を使用することにより感じるものが減ってしまう
そのことによりなにも語らないものから
なにかを感じとる力が衰えてしまうのかな
育児の便利アイテムも情感を衰えさせてしまう危険が?!
老人の畑仕事を便利にさせる道具は
育児の便利アイテムに置き換えられるんじゃないかと思います
例えば ”おしゃぶり”
おしゃぶりを使ったら泣き止んだ
↓
泣いていたらおしゃぶりを使えばいいと思う
↓
他にも楽になる道具を探す
この思考になることで
ずるい心が生まれて
どんどん赤ちゃんと向き合えなくなってしまう
私はこんな不安から
"便利グッズは使いたくない"
と感じていたのかもしれません
赤ちゃんがなぜ泣いているのかに着目することがなくなり
マニュアルに従うかのようにただただおしゃぶりを与えてしまう事で
感じる心が衰えていき
最終的に赤ちゃんに対する愛情がどんどん無くなってしまうのではないかという不安感が便利グッズの使用の裏には潜んでいました
不便だからこそ感じる心が育つ
赤ちゃんが泣いているときに
お腹が空いているのか
オムツが濡れているのか
まだ眠いのか
寂しいのか など
何度も何度も考えていくことで
この泣き方はお腹が空いているんだな
この泣き方は甘えているんだな
と分かるようになってくる
これが”感じる心”が育っているということになりそうです
不便じゃないと感じる心は育たないのか?
こんな考察していると
便利グッズに頼れない生活になってしまうけど
本当に不便じゃないと心は育たないのかな?
そもそも心が育たないと感じてしまうのは
自動的に物事を進めてしまうからなんじゃないかと思います
おしゃぶりの例だと
泣いている=おしゃぶり
そこに
泣いている+声のトーン+授乳からの経過時間
=おしゃぶり
要素を加えていくことで
感じる心は衰えさせない事はきっとできる
大切なのは
便利グッズはあくまでも
1つのツール・手段であり絶対ではない
と心の留めておく事なんじゃないかと思います
ちゃんと心を育てる過程を忘れなければ
不便じゃなくても心は育つはず!!
まとめ
”効率の悪い畑仕事”が教えてくれた
ずるい心が生まれるということ
便利さが情感を衰えさせてしまう危険性
でもずるい心が生まれる過程を理解することで
ずるい心にずるずると(笑)導かれすぎて
感じる心を衰えさせてしまうことなく
便利なものを使用できる可能性も感じました
自分にとって最適な生活になるように
考えることをやめず
便利グッズと良いお付き合いをしていきたいなと思います♫